専用通話アプリ(〜でんわ)が不要な格安SIM

みなさんこんにちは。

今日は専用通話アプリが不要な格安SIMについて見ていく。

格安SIMは一般的に通話をする際には、通話料は30秒20円となる仕組みになっている。

ただし、特別な通話オプションを申し込まなくても、各格安SIMが提供する、専用通話アプリを利用すると、料金が半額になる仕組みだ。

さらには、5分かけ放題や、10分かけ放題などの、通話オプションに申し込むと、月額サービス料(550円から1,890円程度)を払う代わりに、5分、10分以内の通話は何回でも無料になるというお得なオプションも用意されている。

ただし、注意が必要なのは、それらのオプションは、ほとんどの場合、専用アプリを使って初めて料金が適用される。

もし、アプリを使わずに通話した場合は、半額や5分、10分無料が適用されなくなる。つまり、30秒20円の通話料金を払う必要が生じるため、注意が必要だ。

そんな格安SIMの事情はありますが、2021年以降、徐々に、専用通話アプリを使わなくても、半額や割引料金が適用されるように変わってきている。

日本通信

合理的かけほプランを提供する同社。データ3GB+かけ放題のプランを、月額2,728円で提供する。

そんな日本通信のサービスは、説明ページを見ると、『「かけほーだい」は通話アプリは必要ありません。スマホの「電話」から普通におかけください。』との記載がある。

https://www.nihontsushin.com/plan/goriteki.html

データ通信3GBではあるが、このプランは、最大30GBまで、1GB単位でデータ量を設定できる。

1GBあたりの単価は、275円だ。

かけ放題プランはドコモ回線のみでの提供だ。

HISモバイル

皆さんもご存知の旅行会社である、HISが提供する格安SIM通信サービスだ。

日本通信の出資を受けており、利用するシステムは日本通信から借りて、サービスを提供している。

1GB〜10GBまで、選べる格安ステッププランは月額590円~。

20GBまで使える格安弐拾プランは月額2,178円。

さらには、日本通信と同様にデータ3GB(最大30GBまで1GB単位で追加可)+かけ放題のプランを、月額2,728円で提供している。

このHISモバイルも、日本通信と同様に、専用通話アプリは不要だ。

https://his-mobile.com/domestic/service

J:COMモバイル

データ通信は1GB、5GB、10GB、20GBのあまり細かい区切りのないシンプルなプランだ。

https://www.jcom.co.jp/service/mobile/price/

回線はau回線を利用している。

5分かけ放題と60分かけ放題の2つの通話オプションを提供している。

通話オプション料金は、5分かけ放題は500円(税込550円)、60分かけ放題は1,500円(税込1,650円)だ。

https://www.jcom.co.jp/service/mobile/option/kakehodai/

J:COMモバイルも、専用の通話アプリは不要だ。

OCNモバイルONE

私も利用している、OCNモバイルONEもかけ放題オプションを提供している?

10分かけ放題、トップ3かけ放題、完全かけ放題だ。嬉しいのは完全かけ放題が月額1,300円(税込1,430円)で利用できる点だ。

データプランは1GB、3GB、6GB、10GBとより月間の利用データ量が少ないユーザにリーチするプラン構成だ。



このOCNモバイルONEも、通話には、専用アプリが不要だ。

UQモバイル

TV CMでもおなじみのUQモバイル。

データプランは3GB/月、15GB/月、25GB/月から選べて、余ったデータ容量は翌月にくりこしができる。

データ料金はそれぞれ、900円/月(税込990円/月)、1,900円/月
(税込2,090円/月)、2,700円/月(税込2,970円/月)だ。

UQモバイルでも、通話オプションは用意されている。

月間60分通話定額、10分かけ放題、かけ放題の3つのプランがある。

オプション料金はそれぞれ、税込550円、770円、1,870円だ。

UQモバイルも専用通話アプリは不要だ。




いかがだっただろうか。

格安SIMは、専用アプリが必要で、煩わしいと思っていたユーザも居るのではないだろうか?

また、過去に通話アプリを使わずに痛い目に合ったユーザも居るはずだ。

格安SIM事業者も、プリフィックス(ダイヤル前に専用の迂回番号をつけるシステムのこと)番号を、システム内で自動付加するようになったためだ。

この動きは、キャリア(MNO)が、接続料を引き下げ、かけ放題が実現できるビジネスとなったために、専用のアプリを使わずに、通話できるという、格安SIMでは活気的な流れが始まった。

このような流れを受けて、より多くの格安SIM事業者が採用してくれることに期待したい。

ABOUTこの記事をかいた人

2000年以前から携帯電話好きで、2008年からはスマートフォンに興味を持ち、多数の機種を触ってきたスマホオタクです。 SIMカードにも知識があり、SIMカードのカスタマーサポートも経験。現在はフリーランスでSIMカードやIoTデバイスの検証、カスタマーサポートをやっています。