格安SIMはeSIMに対応している?eSIM対応の格安SIMを調べてみました

みなさんこんにちは。

eSIMは物理的なSIMカードではありませんので、SIMカードの向きを間違えたり、切り取り時に謝って破損させることもなく、手軽に扱えるSIMカードだと思います。

eSIMは、楽天モバイルがいち早く導入し、povoやahamoなどのキャリアの格安プランが浸透し始めて、大きく注目されるようになりました。

今回は、eSIMが利用できる格安SIMについて調べてみました。

情報は2022年6月13日時点のものとなります。

eSIMの使い勝手

eSIMはembedded SIMの略で、embeddedとは埋め込まれたという意味です。

つまり、埋め込み式のSIMということになります。

本体にあらかじめ埋め込まれており、利用者はスキャンしてプランの追加をする操作のみで、導入が完了します。

物理的なSIMカードの到着を待つ必要がありませんので、短期間での利用開始が可能になります。

また、SIMカードの切り取りや、向きなども考える必要がないので、初心者にもやさしいと言えます。(ただし、デュアルSIMで利用する場合などの複雑なケースは、初心者には難しいかもしれません)

SIM関係のお問い合わせ対応をしたことがありますが、意外と向き間違えて、端末壊れたというお客様が多かったような・・・

日本におけるeSIMの歴史

当初Apple Watch向けのみの提供でした。当時(2017年頃)はeSIMに対応したデバイスはあまりありませんでしたので、当然の流れかもしれませんね。

iPhoneシリーズは、iPhone XS(2018年9月21日発売)以降で、PixelシリーズはPixel 4(2019年10月24日発売)以降でeSIMが標準的に採用されるようになりました。

Apple Watch以外でいえば、日本では2017年に、NTTドコモがdtab(ドコモオリジナルのタブレット)に採用を始めました。

2020年に楽天モバイルがキャリア事業に参入してからは、SIMカードとeSIMを当初から提供するなど、eSIM利用が本格的にはじまりました。

2021年からはpovoやahamo、LINEMOなどのキャリアの格安プランの提供もスタートし、eSIMを提供する通信事業者も増加しました。

オープンマーケット向けのデバイスでは、2020年頃から、OPPO A73などを筆頭として、eSIMを採用するデバイスが増えてきました。2022年現在では、XiaomiもeSIMを採用するようになり、日本市場でもeSIMを利用する動きは強まっています。

2018年のiPhoneには、eSIMが入っていると聞いて、当時、凄いなと思いながら過ごしていたことが記憶に残っています。ただ、当時はeSIMプロバイダは殆どなかったので、宝の持ち腐れという印象を受けました。

格安SIMでeSIMに対応する事業者

2022年6月現在で、eSIMに対応する事業者はこちらです。

格安SIMという観点でいうと、ほぼ日本通信1社という選択肢になりそうです。

意外と注意すべき点は、IIJやLinksmateが提供しているプランは、「データ回線」で音声ではない点です。

日本通信(音声回線)

https://www.nihontsushin.com/support/support_esimguide.html

IIJ(データ回線)

https://www.iijmio.jp/esim/

Linksmate(データ回線)

https://linksmate.jp/about/esim/

キャリアのサブブランド系2社は当然ですが、対応しています。

Y!mobile(音声回線)

https://www.ymobile.jp/service/others/simonly/esim/

UQ mobile(音声回線)

https://www.uqwimax.jp/mobile/products/sim/esim/

格安SIMでeSIM非対応の事業者

こちらの方が圧倒的に多いです。2022年6月現在の状況です。

eSIM利用者が増えてくる現状を考えると、格安SIMでの対応も期待したいところです。ただ、システムの導入などで費用が掛かることが想定されますので、OCNモバイルONEやTONEモバイルなど、ドコモの傘下で事業をしている事業者の方が、切り替わりに期待が持てる気がします。

Nuroモバイル

https://mobile.nuro.jp/

mineo

https://mineo.jp/

OCNモバイルONE

https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one.html

イオンモバイル

https://aeonmobile.jp/

BIGLOBEモバイル

https://join.biglobe.ne.jp/mobile/

LIBMO(リブモ)

https://www.libmo.jp/

HIS Mobile

https://his-mobile.com/

QTmobile

https://www.qtmobile.jp/

J:COM mobile

https://www.jcom.co.jp/service/mobile/

エキサイトモバイル

https://bb.excite.co.jp/exmb/sim/

DTI

https://dream.jp/mb/sim/

y.u mobile

https://www.yumobile.jp/

TONEモバイル

https://tone.ne.jp/

まとめ

格安SIMではまだまだeSIM非対応の事業者が多いです。eSIMとのデュアルSIMで利用を検討している利用者は、現在利用中のSIMが物理SIM、eSIMなのか、考えながら運用する必要があると思います。

また、eSIMは手続きやインストールが簡潔なので、シングルSIMで利用するユーザーからも今後eSIMの需要が高まってくるかもしれません。

また、物理的にSIMカードを利用しないので、とても環境に優しいと言えます。

環境に配慮して、eSIMを選択する。SDGsの観点からも必要な考え方かもしれませんね。

将来的には楽天が出している端末のようにデュアルeSIMという端末が多くなってくる可能性もありますね。

今後もモバイル業界に注目したいところです。

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ABOUTこの記事をかいた人

2000年以前から携帯電話好きで、2008年からはスマートフォンに興味を持ち、多数の機種を触ってきたスマホオタクです。 SIMカードにも知識があり、SIMカードのカスタマーサポートも経験。現在はフリーランスでSIMカードやIoTデバイスの検証、カスタマーサポートをやっています。