格安SIMって結局どうなの?

みなさんこんにちは。

2010年頃から格安SIMを利用してきた実績から、格安SIMが気になるユーザーに伝えれることをまとめてみます。

格安SIMって遅いの?

これは通信会社によりけりですが、2017年頃から結構改善していると思います。

特に大手は、昼休み時間帯でも割と快適に利用できるというイメージです。

大体20Mbps付近~100Mbps出るイメージです。

ただし、やはりベストエフォートと言っているため、速度の保証があるわけではありません。

遅くなることもあります。

SIMカードの設定が難しくない?

AndroidのSIMフリースマートフォンでは設定はプリセットされていることが多いので、その中から選ぶことで設定完了となります。

キャリアの製品をそのまま利用する場合、APN(アクセスポイント名、インターネットを使うための通信設定)の登録が必要となります。

iPhoneでは、構成プロファイルのインストールが必要になります。多くの格安SIMでは、到着したときに、QRコードが説明書についており、それをスキャンして、ダウンロード、インストールしてくださいね、という形で案内されています。

Android、iPhoneともに設定の方法が書かれた書面が付いていますので、それほど神経質にならなくても大丈夫です。

初心者でも十分に対応可能です。

ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線どれがいいの?

住んでいるエリア、よく利用するエリアで最適な回線が良いと思います。

住んでいる場所で使えない、職場で使えない・・・という状況はあまり良くないですね。

なので、自分の活動するエリアでちゃんと使える回線を選びましょう。

▼NTTドコモ

https://www.docomo.ne.jp/area/

▼KDDI(au)

https://www.au.com/mobile/area/map/

▼ソフトバンク

https://www.softbank.jp/mobile/network/area/map/

個人的には、ドコモ回線が無難でオススメです。

Androidの周波数問題って何?

iPhone と違い、Androidでは利用できる周波数が、キャリアの使用する周波数帯のみというケースが多いです。

そのため、ドコモのAndroidでau回線を使おうとすると、auのプラチナバンドに対応していないため、一部使えないエリアや受信感度が弱くなることがあります。

同様に、auのAndroidでは、ドコモやソフトバンクのプラチナバンドに対応していないため、使えなかったり、受信感度が弱くなることがあります。

ソフトバンクのAndroidでも同様に、ドコモ、auのプラチナバンドに対応していません。

※OPPO、Xiaomi、AQUOS など一部のAndroidは全キャリアのプラチナバンド対応していることもあります。

これらの各キャリアの周波数に、フルで対応していない問題のことを指します。

プラチナバンドって何?

もともとソフトバンクの孫正義さんが、受信感度をよくするために、低い周波数帯(800MHzなど)をソフトバンクにも欲しいと、総務省に要求したことがありました。

それだけ貴重な周波数ということで、プラチナバンドと呼んでおり、それがそのまま定着しました。

700MHz~900MHzの比較的低い周波数のことを指します。

キャリアの格安プランはどうなの?

比較的安いプランだと思いますが、キャリアが販売する格安プランは、ahamoで月額2970円、LINEMOで990円・2728円、povo 2.0は0円~ということですが、20GB使うユーザーなら、キャリアの格安プランもお得に利用できると思います。

LINEMOでは3GBのミニプランが990円で利用できるなど、低料金でも利用可能です。

少容量なら、キャリアの格安プランよりも、格安SIMの方がお得なことがあります。

結局オススメの格安SIMってどこなの?

みなさんが思うことですが、基本的には、どこがいい!!オススメ!!というような記事は結局真実ではないと思います。

使い方によって、お得になったり、お得じゃなくなったり、自分には合わなかったと思うことになります。

格安SIMを選ぶときに、自分がどのような使い方をしているかをまず知る必要があると思います。

  • 月間のデータ使用量(ギガ)
  • 動画をたくさん見たり、アプリをよくダウンロードするか?
  • ゲームをよくするか?
  • 通話をよくするか?
  • 低速で我慢できるか、できないか
  • 自宅にはWi-Fiがあるか?

など、自身のスマホ利用を把握しておく必要があります。

楽天モバイルってどうなの?

楽天モバイルは、1078円(3GBまで)、2178円(20GBまで)、3278円(無制限)の段階式プランです。

最近1GBまで0円が無くなってしまいましたが、通話アプリでの通話が無料である点から、電話を掛けることがある、データが3GBに収まるユーザーにとっては、金額的にもお得です。

20GBでも、通話無料で2178円なら他社と比較しても安価だと思います。

私も現在メイン回線として使っていますが、まだまだ回線品質の問題もあると思いますので、住んでいるエリアの状況を確認して、申し込んだ方が良いと思います。

▼エリア情報

https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/index_b.html?l-id=gnavi_area

eSIMって何?

QRコードを読み込んだり、アプリからインストールできるSIMカードです。

対応スマホなら利用することができます。(iPhone XR/XS以降、Pixel4以降、OPPO、Xiaomi、AQUOSなどの一部の製品)

誤って削除してしまうと、通信できなくなります。

また、機種変更時はSIMの再発行が必要になるため、少々面倒です。

初心者はeSIMよりも物理的なSIMカードをおすすめします。

まとめ

料金が安くなるため、格安SIMはおすすめです。

一方、自身の使い方を把握せずに乗り換えてしまうと、無駄な時間を過ごすことになってしまいます。

自身の利用スタイルを把握したうえで、最適なプランを探すことで、月額2000円~5000円の削減ができますので、固定費を減らすために検討してみてはいかがでしょうか?

今回もご覧いただきまして、ありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

2000年以前から携帯電話好きで、2008年からはスマートフォンに興味を持ち、多数の機種を触ってきたスマホオタクです。 SIMカードにも知識があり、SIMカードのカスタマーサポートも経験。現在はフリーランスでSIMカードやIoTデバイスの検証、カスタマーサポートをやっています。