みなさんこんにちは。
今回は、「プリペイドSIM」について紹介したいと思います。
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SIMカードとは?
SIMカードはSubscriber identity moduleの頭文字から来ています。
Subscriber・・・契約者のこと
Identity・・・識別のこと
Module・・・単位のこと
契約者の情報が記録されているカードと理解すれば問題ありません。
こちらの写真のようにプラスチックの台紙に取付られています。
SIMカードのサイズは?
標準、micro、nanoとサイズがあります。
2011年頃までは標準SIMサイズが主流でしたが、その後、2014年頃にかけてmicro SIMが主流になり、それ以降は2016年頃までがmicro/nano両方使えるデバイスが多く、その後、現在にかけてnanoが主流になっています。
nanoが主流になった現在でも、モバイルルーターなどでは、標準SIMを採用しているデバイスが複数見られます。
そして、現在は物理的なSIMカードではなく、eSIM(Embedded SIM)と呼ばれる、本体に書き込むことができるSIMも普及し始めています。
eSIMについては、次のご紹介します。
eSIMとは?
物理的なSIMカードを利用せずに、いつでも本体に書き込むことができるSIMカードです。
Embeddedの頭文字とSIMを組み合わせ、eSIMと呼ばれています。
Embeddedは埋め込み式という意味があります。
前もってデバイスに埋め込まれたSIMとなります。
eSIMの利用(開通)方法
とてもシンプルで本体から、QRコードをスキャンし、プランを追加するといった流れです。
QRコードが手元に届けば3~5分で利用開始することができます。
プリペイドSIMとは?
プリペイドSIMとは、prepaidのことですが、これは前払いを意味します。
簡単に言うと、前払い式のSIMカードということです。日本国内で販売されているSIMカードは、利用できるサービスはデータ通信のみで、音声通話やSMSには対応していません。
プリペイドSIMのメリットは?
契約者の審査なし
契約者の審査がありませんので、購入後すぐに商品が発送されます。
詐欺などに使わないようにしてくださいね。(笑)
月々の支払いはなし
前払い式なので、毎月コストがかかるということがありません。
費用を安く上げたい。余分なコスト負担をしたくないユーザーにはオススメです。
法人などではあらかじめ金額が決まりますので、予算取りもしやすいのではないでしょうか?
クレジットカード不要
一般的な毎月払いのSIMカードは、クレジットカードの登録が必要です。
一方、プリペイドSIMでは、毎月の代金の支払いが不要であるため、クレジットカードの登録は必要ありません。
SIMカードはキャリアの銀行引き落としで、足りない高速データはプリペイドSIMを活用(ルーターやサブスマホを利用)するといったことで、賢くお金を管理することができます。
返却不要。利用後は廃棄
一般的な格安SIMと異なり、SIMカードの返却は不要です。
使い終わったら廃棄しましょう。
短期から長期まで便利に利用
以前よりOCNやIIJのプリペイドSIMなどがありましたが、比較的データ利用の期間が短く、使い勝手はよくありませんでした。
ところが、最近は180日や360日/365日など、比較的長期のものから、以前からあった7日/30日/31日プランなど短期のプランもあります。
キャリアと同じエリアで利用可能
NTTドコモの回線や、そのMVNO、フルMVNOなどの回線を利用するため、エリアもそのエリアに準じます。
NTTドコモと記載があれば、APNなど細かい設定値は異なるものの、NTTドコモのネットワークを利用したSIMカードです。NTTドコモと同じエリアで利用できます。
利用するためには、SIMロックを解除済みまたはSIMフリーのデバイスの利用をおすすめします。
プリペイドSIMのデメリットは?
使い切った後のチャージができません。また、データ使用量を細かく確認することができないため、各社のサポートにお問い合わせするしかありません。
データ量使用後に、サービス終了となるプランが多いため、突然利用できなくなる・・・なんてこともあります。
また、データ専用SIMのみの提供で、SMSの利用や音声通話はできません。(020の番号が採番されますが、通話は不可です)
プリペイドSIMはどこで購入できる?
Amazonや楽天市場をはじめとして、ヨドバシカメラやビックカメラなど、量販各社のECサイトでも購入できます。
面倒な申込が不要で、購入後商品(SIMカード)が到着したら、デバイスにセットし、APN設定などを済ませて、利用開始することができます。
・ヨドバシカメラ
・ビックカメラ
https://www.biccamera.com/bc/main/
・Amazon
・楽天市場
筆者も利用。おすすめのプリペイドSIMは?
ビックコネクト
ビックコネクトの10GB/180日プランは、2,250円(税込)で安価に購入できます。
IIJのフルMVNO回線を利用しています。
フルMVNOとは・・・移動体通信のコアとなるネットワークの一部を、NTTドコモやKDDI、ソフトバンクといったMNO(移動体通信事業者)の設備を利用せずに自ら運用することです。MNOのSIMカードではなく、フルMVNOは独自でSIMカードの発行が可能となっています。
・参考(NTTコミュニケーションズ)
https://www.ntt.com/business/services/network/m2m-remote-access/bmobile/mvno.html
回線の速度も100Mbpsを超えることもあり、満足いくスピードです。
Nippon SIM for Japan
Nippon SIM for Japanは、日本国内のプロバイダ、海外のプロバイダをうまく組み合わせて、短期から長期、ドコモ回線、ソフトバンク回線からプランを提供してくれています。
ルーターとのセット販売もあり、すぐ使いたいユーザーにもおすすめのSIMカードです。
※ルーターは設定されていないため、自分で設定する必要があります。
2022年1月現在、有効期限2022年6月30日が有効期限の15GB/30GB/50GBプランがあります。
※ローミングですが、ドコモの回線を使っています。
フルMVNO(IIJ)の10GB/180日が2,480円(税込)、20GB/360日が5,980円(税込)などと、安価で魅力的なプランもあります。
法人需要などによるものか、135GB/90日のプラン90GB/60日の比較的大きい容量のSIMもラインナップにあります。
その他、LINE、Facebook、Instagram、Twitter、Skypeなどのアプリのデータ使用がカウントされない、カウントフリープランは、3GB/30日で2,980円(税込)です。
ルーターとのセット販売はこちらです。15GBプランとHUAWEIのモバイルルーターとのセット販売で、11,000円(税込)となっています。NECのMP02LNなどもラインナップにあります。
eSIMプランもある!
Nippon SIMではプリペイドSIMには珍しく、eSIMも販売しています。
※2022年1月現在、ローミングのSIMのみです。
当ブログでも紹介していますので、気になった皆さんの参考になれば幸いです。
ローミングSIMのデメリット
最後にローミング方式を採用するSIMカードのデメリットをご紹介します。
ローミングタイプのSIMカードは、海外を迂回して日本国内のネットワークに接続しています。
そのため、IPアドレスが海外のIPアドレスとなり、接続の制限があるアプリケーションやサービスにおいては、利用できないというデメリットがあります。
例えば、QRコード決済でお馴染みのPayPayや、動画サービスで有名なAmazon Prime Video、ゲームなどではモバイルレジェンド、SNSではTikTokなどが該当します。(※TikTokの制限は香港経由のみ。)
PayPayやAmazon Prime Videoなどは、VPNを使い回避できるケースもありますが、TikTokにおいては、SIMが入っているとそれだけで制限されます。
その他、制限ではありませんが、メールの送受信では、海外からアクセスがあったと通知される場合もあります。アクセス元が、SIMカードの国であれば、ローミングのSIMカードを利用したことによって通知されたものとなります。
このようなデメリットを理解したうえで、サービスを利用しましょう。
まとめ
今回はSIMカードのうち、プリペイドSIMって何?をテーマに紹介しました。
契約不要、返却不要、短期から長期までリーズナブルに利用できるプランが多数あります。
キャリアのSIMや格安SIMとの併用でスマホの料金を抑えるなど、ルーターにセットして、足りないデータ量を補うなど、アイディア次第でコスト削減ができる素晴らしいSIMカードです。
気になった皆さん、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
LINEでの相談も可能ですので、お気軽にご連絡ください。
今回もご覧いただきましてありがとうございました。
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