Redmi 12Cショートレビュー

みなさんこんにちは。
しばらくハイエンドモデルが気になっていて、中古で購入する機器もハイエンド機種でしたが、最近のハイエンド機種は非常に高価で手が出しにくいのも事実です。

Redmi 12Cは発売当初からmicro USBを非難する声が多いですが、私としてはそれなりのコストメリットがあると考えます。

例えば、同じ価格帯のOPPO A77、USB Type-Cを採用しているものの、Helio G35を採用するといった点はユーザーの利用体験にも影響する要素だと思います。

一方、Redmi 12CはHelio G85を採用しています。

今回は、そんなRedmi 12Cを紹介します。

パッケージ

Redmi 12Cのパッケージは、少し厚めの昔ながらのパッケージデザインです。
Xiaomiのエントリーモデルと同様に、端末の画像がパッケージに印刷されています。

蓋を開けると本体が袋にくるまれて入っています。

付属品

Xiaomiの機種はエントリーモデルでもケースやフィルムが付属していましたが、本モデルでは付属していません。
ただし、充電器とUSBケーブル、SIMピンは付属しています。


SIMピンは最近の機種に多い長いタイプではなく、iPhoneなどのように短めのタイプです。

クイックスタートガイドと保証規定は薄くシンプルです。

外観

普通のスマホといった感じです。背面には指紋認証センサーが搭載されています。

カメラは2眼構成で、片方は深度測定用のため、ほぼ1眼カメラとなります。

イヤフォンジャックは本体上部にあります。下の方がポケットにしまうとき、よかったかなと思うところです。

トリプルスロットを搭載しています。SIMスロットはデュアルSIMで、microSDカードも同時に利用することができます。よくあるSIM2と排他という形ではなく安心です。トレイの根元にはゴムパッキンが付いています。防水ではありませんが、浸水時のダメージを減らす目的だと思います。

UI

Android 12ベース(Android 13ではありません)のMIUI 13がインストールされています。

購入時点でアップデートが配信されています。適用をおススメします。

ストレージ初期状態

ストレージの初期状態はこちらの通りです。約18GBが使用済みとなっています。

パフォーマンス指標、AnTuTuベンチマーク

AnTuTu Benchmark Lite V9.5.7で計測したところ、トータルスコアは204042でした。約20万というところです。

カメラ

5000万画素のカメラを搭載しています。画素数の切り替えなどの設定は見つかりませんでした。UIはシンプルで、iPhoneのUIに近いかと思います。

植物、空の撮影については特に問題がないと思います。価格の割にはきれいに撮影できていると思います。

ディスプレイ

6.71インチHD+(解像度:1650×720)、最大輝度500nitということで、以前のモデルRedmi 9Tに比べると、100nitほど明るくなっています。
晴れた日の屋外での視認性は、AQUOSシリーズなどと比較すると見づらいと感じるものの、価格を考えれば我慢できる範囲です。
出荷時の初期フィルムが付いたままだとやっぱり見づらいので、撮影に合わせて取り外しました。

対応周波数

日本で販売するモデルは日本の主要バンドと、グローバルバンドに対応しています。
ちょっと特殊な楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)にも対応しており、Band 28にも対応しているため、今後楽天モバイルが取得するプラチナバンドでの利用も可能と思います。

  • 4G:LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/13/18/19/26/28/66
  • 4G:LTE TDD:38/40/41
  • 3G:WCDMA:1/2/4/5/6/8/19
  • 2G:GSM:850 900 1800 1900 MHz

価格、購入先

私はOCNモバイルONEで購入しました。880円(税込)です。セール価格は2023年5月8日(月)11:00までのため、購入したいユーザーは急いだほうが良いと思います。
▼OCNモバイルONEでの購入はこちら


Amazon販売モデル、メーカー直販モデルはRAM 4GB/ROM 128GBモデルです。
より長く使いたいユーザーはこちらを選択しましょう。

バッテリー

バッテリー容量は5,000mAhですが、充電が10Wまでしか対応していないため、遅いです。
Type-Cに対応していないため、仕方ないですね。

電子コンパス非搭載

近接センサーも仮想近接センサーということで、センサー類は加速度センサーのみのとてもシンプルな構成。
電子コンパス搭載の明記もありませんでしたが、やはり電子コンパスは搭載していなさそうです。マップを開いたときに向きが表示されません。

電子コンパス非搭載機でナビゲーションが利用できるのか・・・Galaxy A20、A21、A22なども非搭載機種として知られています。
マップでナビ機能を試したところ、動いている向きに合わせて矢印が表示されるため、大きな問題は感じませんでした。それにしても、電子コンパスくらいは搭載してほしかった。

マルチタッチ点数

マルチタッチ点数は10点でした。(Androidアプリ、Multitouch Testerにて確認)
今どきのディスプレイは5点の方が珍しいのかもしれません。

スペック

スペックをもう一度おさらいします。

モデル名 Redmi 12C
サイズ・重量 168.8 x 76.4 x 8.8 mm(192 g )
OS MIUI 13
メモリ 3GB+64GB/4GB+128GB
CPU MT6769Z MediaTek Helio G85 (12nm)
バッテリー 5000mAh
ディスプレイ 6.71インチHD+(720 x 1650) 500nits
リアカメラ 5000万画素+深度測定
セルフィーカメラ 500万画素
NFC 非対応
USB micro USB 2.0
対応周波数 4G:LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/13/18/19/26/28/66
4G:LTE TDD:38/40/41
3G:WCDMA:1/2/4/5/6/8/19
2G:GSM:850 900 1800 1900 MHz
生体認証 指紋
位置測位 GPS/GLONASS/BDS/GALILEO

操作した感覚

CPUにHelio G85が搭載されているだけあり、割とスムーズに動作する印象です。
リフレッシュレートは60Hzのため、表示は滑らかではありませんが、システムUIの操作やアプリの操作は問題ありません。
OPPO A77より若干動作が早いと感じます。

OPPO A77と同様にメモリの増設も可能です。設定メニューの「追加設定」より追加することができます。
3GBのモデルでは、最大2GBを追加し、5GBで利用することが可能です。
メモリの増設機能はストレージの空き容量が十分な場合のみ利用可能とのことです。

メモリ追加後は再起動する必要があります。

動作のきびきび感はSnapdragon 480 5Gを搭載した、Rakuten Hand 5G(P780)と比較すると劣りますが、OPPO A77よりは断然快適です。

まとめ

今回は格安スマホ、Redmi 12Cを紹介しました。
さっと見たところ、880円で購入した私としては不満はありません。Rakuten Hand 5Gと比べるとパフォーマンス的には劣りますが、大きな画面と5,000mAhバッテリーのメリットは大きいと思います。
市場販売価格が19,800円(税込)ですが、この価格でもおおむね納得でき価格だと思います。

周波数対応も国内全キャリアに対応しており、Band 28にも対応しているため、楽天モバイルでも安定した利用ができそうです。
※Bnad 28は楽天モバイルが新たに取得予定のプラチナバンドです。

micro USBは仕方ないとして、コンパス入っていない点がなんとも残念。

しばらくメイン機として利用する予定ですが、追記事項がありましたら、また更新します。

今回もご覧いただきありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

2000年以前から携帯電話好きで、2008年からはスマートフォンに興味を持ち、多数の機種を触ってきたスマホオタクです。 SIMカードにも知識があり、SIMカードのカスタマーサポートも経験。現在はフリーランスでSIMカードやIoTデバイスの検証、カスタマーサポートをやっています。