Xiaomi廉価スマホ Redmi 12C、Redmi Note 10 JEどちらがおすすめ?

XiaomiのRedmiブランドの製品はコスト追求型の製品が多くて、私のようにスマホにコストを掛けず、頻繁に機種変更するユーザーには魅力的です。

そんな中、今回はRedmi 12CとRedmi Note 10 JEを入手しましたので、これらの機種の比較などを行いたいと思います。

外観

Redmi 12Cの方が大きく、薄い印象です。Redmi Note 10 JEは落ち着いたデザイン、Redmi 12Cはポップなカラーリングと最近のスマホのトレンドといったデザインが特徴になっています。
近くで見るとRedmi Note 10 JEの方が高級に見えますが、Redmi 12Cも悪くないと思います。

Redmi 12C(左)、Redmi Note 10 JE(右)比較

Redmi 12C、Redmi Note 10 JE比較

価格

私はRedmi 12Cをヨドバシドットコム、Redmi Note 10 JEをノジマオンラインで購入しました。

購入時の価格はRedmi 12Cが9,980円(税込)、Redmi Note 10 JEが8,000円(税込)でした。
現在はいずれも価格が値上がりしていますが、今後またセールなどで安くなる可能性もありますので、ちょくちょくチェックしていただくと、思いがけず特価で購入できるチャンスがあると思います。
▼ヨドバシドットコム
https://www.yodobashi.com/
▼ノジマオンライン
https://online.nojima.co.jp/

USBインターフェース

Redmi 12Cはmicro USB、Redmi 10 JEはType-Cになっています。
個人的にはType-Cの方が使い勝手がいいなと思いますが、Redmi 12Cの付属品としてUSBケーブルと、ACアダプターが同梱されていますので、それほど問題視する必要はないかもしれません。

Redmi 12C、Redmi Note 10 JE、USBインターフェース比較

カメラ

カメラ回りのデザインはRedmi 12Cの方がカッコイイと思います。

Redmi 12Cカメラ

Redmi 12Cは、約5000万画素+ポートレート用補助レンズのデュアルカメラですが、実質は5000万画素のシングルカメラとなります。F値1.8、センサーサイズは1/2.76インチ、2x2のピクセルビニングを採用したカメラで、写真撮影がきれいにできることをアピールしています。セルフィー用は500万画素です。

Redmi Note 10 JEは、4800万画素+200万画素(マクロ)+200万画素(深度)のトリプルカメラとなっていますが、メインの撮影は4800万画素のカメラとなります。セルフィー用は800万画素です。

作例としては以下の通りです。
Redmi 12C

Redmi 12C作例

Redmi Note 10 JE

Redmi Note 10 JE作例

セルフィーカメラ含めていろいろ撮影したところ、個人的にはRedmi 12Cのカメラの方がきれいに撮影できていいなという感想です。

防水性能

Redmi 12Cは防水非対応(IP52)、Redmi Note 10 JEは防水対応(IP68)となります。

Redmi 12Cは防水非対応ですが、利用してみた結果それほど不便を感じませんでした。屋外をジョギングで1時間40分走り、結構汗だくですがその程度でした汗等の影響はほとんどないようです。
水濡れが心配な場合はmicro USBポートやイヤフォンジャック、スピーカー周りをセロハンテープなどでふさいでおくと良いと思います。

CPU

Redmi 12CはMediaTek製のHelio G85、Redmi Note 10 JEはQualcomm製のSnapdragon 480 5Gを採用しています。

Redmi Note 10 JEは5G通信に対応しているため、5Gエリアで利用したいユーザーはこちらを選択することをお勧めします。

CPUのパワー面でも、スペック上はRedmi Note 10 JEの方が若干上となりますが、操作した感覚ではそこまで違いは感じられませんでした。

センサー類

Redmi 12Cはコスト削減を徹底していますので、センサー類がかなり省略されています。加速度計しかありません。
例えば、近接センサーや電子コンパスなどもです。近接センサーはRedmi 12Cでは加速度計を利用して、疑似的な近接センサーを採用しています。電子コンパスはないため、マップの表示では方角がわかりませんので、そのような使い方を期待しているユーザーは、注意が必要です。
また、ジャイロセンサーもありません。ジャイロセンサーを利用したゲームなどをプレイできませんのでこの点も注意が必要です。

一方、Redmi Note 10 JEは近接センサー、周囲光センサー、加速度計、ジャイロスコープ、電子コンパス、
コイン振動モーター、赤外線とセンサー類は充実しています。
ゲームなどでも使いたいというユーザーはRedmi Note 10 JEがおすすめです。

NFC/おサイフケータイ

Redmi 12CはNFC、おサイフケータイともに非対応です。
一方、Redmi Note 10 JEはNFC、おサイフケータイに対応しています。

スマホでマイナンバーカードの各種サービスやおサイフケータイを利用したいユーザーは、Redmi Note 10 JEがおすすめです。

バッテリー

Redmi 12Cは5000mAh(10W充電対応)、Redmi Note 10 JEは4800mAh(18W充電対応)です。
バッテリー容量はほとんど同じですが、充電のスピードはRedmi Note 10 JEの方が早くなります。
そのため、充電速度にこだわりがあるユーザーは、Redmi Note 10 JEがおすすめです。

デュアルSIM

Redmi 12CはデュアルSIMに対応していますが、Remi Note 10 JEはシングルSIMです。
日本国内でも海外でもお得に利用したいユーザーには、デュアルSIMで利用できるRedmi 12Cがおすすめになります。

対応周波数

Redmi 12Cは4G/3G/2G、Redmi Note 10 JEは5G(Sub6,NSA)/4G/3G/2Gの対応となります。
具体的には、
Redmi 12C: 4G LTE(FDD) B1/2/3/4/5/7/8/13/18/19/26/28/66, 4G LTE(TDD) B38/40/41, 3G(WCDMA) B1/2/4/5/6/8/19, 2G(GSM) 850 900 1800 1900 MHz

Redmi Note 10 JE: 5G NSA n28/n77/n78, 4G LTE(FDD) B1/3/4/5/7/12/13/17/18/20/26/28, 4G LTE(TDD) 38/41/42, 3G(WCDMA) B1/2/4/5/6/8/19, 2G(GSM) 850 900 1800 1900 MHz

Redmi Note 10 JEでは、ソフトバンク系(Y!mobileやその他MVNO含む)に対応していません。またドコモ系については、Band 26に対応しているため、Band 19に対応しなくてもドコモ系は利用できるという認識です。
au/ドコモ/楽天モバイルでしたら問題なく利用できます。

Redmi 12Cは5Gに対応していないものの、キャリアバンドはすべて対応していますので、4キャリアとそのMVNOで問題なく利用できます。ちょっと特殊な楽天モバイルでも利用できました。

カメラシャッター音(おまけ)

Redmi 12Cでは、「地域」をアイスランドなど、日本・韓国以外の地域にするとカメラのシャッター音は消えますが、Redmi Note 10 JEでは同様の設定を変更しても消えません。

この辺りはオープンマーケット向け製品と、キャリア向け製品の違いが出ているのかもしれません。

画面解像度

Redmi 12CではHD+、Redmi Note 10 JEではFHD+になります。
Redmi Note 10 JEの方が、高解像度で画面表示が見やすいということになりますが、実際に利用してみると、そこまで気にならないレベルだと思います。
大画面スマホが好きなユーザーにはRedmi 12Cがおすすめです。

Redmi 12C(左)、Redmi Note 10 JE(右)

ストレージ容量、micro SDカード対応

Redmi 12Cはストレージが64GBと128GB(こちらは2万円オーバー)が選べますが、Redmi Note 10 JEは64GBとなります。いずれのモデルでも、micro SDカードを装着できますので、ストレージ容量が少ないながらも安心して利用できると思います。

総評

個人的に好きなのはRedmi 12Cです。
オープンマーケット向けの製品だけあって、シャッター音のOFFやデュアルSIM等いろいろな自由度があります。
また、カメラの画像も低価格ながら調整されていると思います。

一方、実用面を考えると、防水・防塵対応(IP68)、おサイフケータイ・NFC対応、各種センサーに対応したRedmi Note 10 JEがおすすめになります。

価格は同じくらいのため、皆さんの目的に合わせて選んでいただければと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

2000年以前から携帯電話好きで、2008年からはスマートフォンに興味を持ち、多数の機種を触ってきたスマホオタクです。 SIMカードにも知識があり、SIMカードのカスタマーサポートも経験。現在はフリーランスでSIMカードやIoTデバイスの検証、カスタマーサポートをやっています。