みなさんこんにちは。
今回はALLDOCUBEを試してみましたので、レビューを紹介します。
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スペックの振り返り
SpreadtrumとRDAが共同で設立した、Unisoc製のチップセットSC9832Eを採用しています。
LTE通信にも対応していますが、公式のスペック表を見る限り、主にアメリカバンドに対応している模様で、日本での利用はWi-Fi環境がメインと言えます。
OSは比較的新しい、Android 9(Pie)を採用しています。最近のタブレット端末としては比較的画面は小さく、コンパクトなタブレットというイメージでしょう。
質量もそこまで重くなく、お子様でも取り回しができそうです。
充電インターフェースは、Type-C(USB 2.0)を採用しており、この点は評価できるポイントと言えます。
メーカー | Alldocube |
モデル | iPlay 7T |
サイズ (高さ x 幅 x 厚さ) | 約190mm x 約98mm x 約9.9mm |
質量 | 約224g |
OS | Android 9 |
CPU | Unisoc SC9832E |
メモリ | RAM:2GB ROM:16GB |
外部メモリ | microSD (最大256GB) |
ディスプレイ | 約6.98インチ 1280 x 720 211ppi |
バッテリー | 2,800mAh |
コネクタ | Type-C |
アウトカメラ | 2MP |
インカメラ | 0.3MP |
Wi-Fi | IEEE 802.11 b/g/n (2.4GHz) |
Bluetooth | Version 4.0 |
NFC | - |
FeliCa | - |
SIM | micro SIM/micro SIM (DSDS対応) |
通信方式 | GSM:B2/5; CDMA1X:BC0; WCDMA:B2/5; FDD-LTE:B2/4/17/28 |
生体認証 | 指紋認証 |
防水・防塵 | - |
センサー | GPS |
本体付属品 | USB充電器/USBケーブル |
外観、付属品など
とてもシンプルなパッケージです。
液正面にはフィルムが貼り付けられており、取っ手を引っ張って表面のフィルムをはがすと、その下は液晶用の保護フィルムになります。
背面には、ALLDOCUBEをプリントされていると思いきや、中国語のロゴでした。
目立たないので、私はそこまで気にしませんが、気になるユーザーさんもいるかもしれません。
購入時には、こうした中国語ロゴの端末が届く可能性がありますので、注意しましょう。
諦めて割り切ってしまえばいいと思います。
取扱説明書も、中国語・英語のもののみです。この点も理解しておきましょう。
ソフトウェア面の特徴
ほぼ標準的なAndroidです。ローエンドチップセットながら、パフォーマンスは悪くありません。
Playストアにも対応しており、一般のアプリのダウンロードも問題りません。
Digital Wellbeingにも対応しています。
モノクロ設定や、アプリの起動制限、ペアレンタルコントロールにも対応します。
ナビゲーションバーはカスタマイズが可能
ナビゲーションバーは、デフォルトで表示ですが、非表示の設定ができたり、「戻る」と「タスク」の配置を変えたり、通知バーを引き下ろすアイコンの表示も可能です。
説明が英語ですが、直感で設定方法はわかると思います。
変更したい配置のパターンを選びます。
残念らがら技適には非対応
いろいろ触ってみましたが、技適マークの表示は見つかりませんでした。
ご利用には若干のリスクを伴うことを理解しておきましょう。
通常、画面表示ができる端末の場合、端末情報に画面がありますが、確認できませんでしたので、技適認証には対応していないと判断できます。
AnTuTu Benchmarkは約6.7万
ローエンドといった感じはしますが、同じローエンドでは、MediaTekのMT6739が約5.5万なので、そのあたりからみると、悪すぎるということもありません。
PlayストアでAnTuTuが見つかりませんでしたので、ブラウザからAnTuTuを検索して、直接APKをダウンロードしました。
ベンダーの設定で、AnTuTuが表示されていない可能性があります。
スコアは66,844とローエンドでは上のほうです。
ハードウェア面の特徴
軽量でとても取り回しがしやすいです。
安いので乱暴に扱っても気になりませんね。
質量は222g、タブレットとしては軽量
実際に測ってみましたところ、222gでした。
スマホも230gとか、200g以上が最近の一般的な重量なので、タブレットとしては軽量と言えます。
インターフェース
USBはType-Cと最近のトレンドに沿っていると感じます。
イヤフォンジャックもあるので、Bluetoothイヤフォンなどを持っていなくても、お手持ちのイヤフォンが使えます。
▼(左)Type-C、(右)イヤフォン
位置測位はGPSとGLONASSに対応
GPS testで見る限り、位置測位は、GPSとGLONASS、QZSS(みちびき)に対応しています。
受信衛生数と凡例から見ると、GPSとGLONASS、QZSS(みちびき)に対応しているように見えます。
電子コンパスには非対応です。
コンパス機能を利用したアプリを使う場合は、購入に注意が必要です。
FMラジオにも対応、周波数は87.5MHz~108MHzに対応
日本ではAMラジオの補完放送の周波数でラジオを楽しむことができます。
ラジオを聴くためには、イヤフォンが必要です。
マルチタッチは5点に対応
Multi-touch Testerを使い、試してみました。
5点マルチタッチに対応しています。
アプリの操作も問題ないと考えます。
アウトカメラは200万画素
画素数が少ないので、ばっちりは撮れませんが、撮れないこともないという印象です。
HDRに対応しています。写真はHDRをONにして撮影したものです。
※オートフォーカスには対応していません。
一通り使ってみた感想
ロゴの面が気になる以外は、総じて悪い印象はありません。
中華ロゴはちょっとダサすぎます。
ただ、動作はローエンドながらもちゃんとチューニングされている印象で、スムーズ、なめらかです。
私は自宅でWebや動画を見るためにこのタブレットを買いましたが、目的は達成されています。
中華タブレットながらも、言語設定は自由にでき、Playストアも自由に使えます。
これは、小さいことですが、ありがたいことです。
最近の主流のUSB Type-Cに対応している点も、手持ちの充電アクセサリが流用できますので、重宝しています。
8,100円で使えるのは魅力
8,100円で購入できるのは魅力です。
耐久性に問題がなければ、70歳を越えた父にも買ってあげたいなと思います。
1万円未満で買えるAndroid 9搭載タブレット
SIMの利用(番外編)
技適認証非対応機種なので、タブーであるかもしれませんが、SIMは一応試してみました。
試したSIMは、NTTドコモ(SPモード)とYmobile(ソフトバンク系)です。
NTTドコモ(SPモード):APN設定なしで、SIMをセットするだけで使えます。
通話も問題ありませんでした。ただし、通話は3G通話です。
Ymobile:APN設定が必要です。
通話も問題ありませんでした。ただし、通話は3G通話です。
Cellinfo Liteを使ってみてみました。
Band 1を受信しています。
スペック上は対応していないように見えますので、スペック表が誤っている可能性があります。
とはいえ、Band 1が使えるのは、日本国内で利用を考えている方には、メリットと言えます。
追加のレビュー記事
気づいた点を随時紹介しています。
レビューでの紹介の内容は以上です。
これから2週間程度、じっくり使っていきたいと思います。
気付いた点があれば、随時更新します。
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今回もご覧いただきまして、ありがとうございました。m(_ _)m
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