みなさんこんにちは。
YmobileのLibero 5Gが少し前から気になっていました。ZTEは中国国有企業のため、そこに疑念を抱く場合は除外される選択肢かもしれませんが、通信インフラをベースに成長を遂げた企業なので、通信機器としては安定している思います。
中古激安、5G対応、Snapdragon 690 5G搭載、Full HD+液晶など、見どころが多い機種となっています。
今回はそんなLibero 5Gを中古で購入し、次の4つのSIMカードを試してみました。
(1)ahamo(アハモ)
(2)povo 2.0
(3)楽天モバイル(Rakuten UN-LILMIT)
(4)OCNモバイルONE
(5)REMOモバイル(丸紅のフルMVNO回線)
いずれもソフトバンク系の回線でなくてすみません。(笑)
試す前に、いったんLibero 5Gのスペックを振り返ります。
コンテンツ
Libero 5Gのスペック

製品名 | Libero 5G |
プロバイダー | Ymobile |
サイズ | 約W77×H166×D9.2mm |
重量 | 約201.7g |
バッテリー | 3,900mAh |
OS | Android 11 |
CPU | Snapdragon 690 5G(オクタコア)2.0GHz+1.7GHz |
メモリ | RAM 4GB/ROM 64GB |
対応通信 | LTE / AXGP / 5G |
対応周波数(5G) | n3/n28/n77(3.4GHz/3.7GHz) |
対応周波数(4G) | Band 1/2/3/8/28/41/42 |
対応周波数(3G) | Band 1/2/4/8 |
対応周波数(2G) | Band 2/3/8 |
ディスプレイ | 約6.5インチ TFT Full HD+(2,340×1,080) |
リアカメラ | 約1,600万画素 + 約800万画素+ 約200万画素 |
フロントカメラ | 約800万画素 |
おサイフケータイ・NFC | 対応・対応 |
防水・防塵 | IPX7 / IP5X |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
位置測位 | GPS |
生体認証 | 指紋 |
付属品 | SIM取り出しツール(試供品)/USB Type-C to 3.5㎜変換ケーブル(試供品) |
SIMロック解除済み(状態A)が10,800円(税込)で購入できるため、とても破格といえます。価格は抑えたい、でも5Gやほどほど使えるスペックのスマホが欲しい、そんなニーズに応える製品だと思います。
使い勝手の面では、背面に指紋センサーがあり、認証には失敗しにくいものと考えられます。またIPX7等級の防水への対応、NFC、おサイフケータイにも対応しているため、ほぼ全部入りといえる仕様になっています。万が一の水濡れにも安心して使えますね。
注意する点は3.5mmイヤフォンジャックがない点です。Type-Cの変換プラグが必要になります。
また付属品には、Type-CケーブルやACアダプタが含まれませんので、持っていない場合は事前の購入が必要となります。
Libero 5G+ahamo 組み合わせでの動作
端末スペック上のNTTドコモ回線との対応周波数はBand 1/3/28/42です。
ドコモからの切り替えでahamoに契約を変更しており、SIMは新しく発行したものではなく、ドコモ契約時代からのものです。

APNはプリインストールされていました。
LTEバンド1を掴んでいました。



【結果】
データ通信:OK
VoLTE通話:OK
Libero 5G+povo2.0 組み合わせでの動作
端末スペック上のKDDI回線との対応周波数はBand 1/3/28/41/42です。

APNは手動で登録が必要です。povoのAPNは、povo.jpです。

auは5GのNR化を行っており、一応自宅ではそのNR化された5Gを受信していました。「Network Cell Info」で見たところ、n3でした。速度もLTEとほぼ同等といったところです。


【結果】
データ通信:OK
VoLTE通話:OK
SMS:OK
povo2.0の詳細はこちら
Libero 5G+楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT) 組み合わせでの動作
端末スペック上の楽天回線との対応周波数はBand 3のみです。
パートナーエリア(KDDI(au)のエリア)では使えないので注意が必要です。

APN設定はプリインストールされていましたので、設定は不要です。

本体でのVoLTE通話、SMSも問題なく、Rakuten Linkでの通話も問題なく使えます。
【結果】
データ通信:OK
VoLTE通話:OK
SMS:OK
Rakuten Link 通話:OK
Libero 5G+OCNモバイルONE 組み合わせでの動作
端末スペック上のNTTドコモ回線との対応周波数はBand 1/3/28/42です。

APNはプリインストールされていましたので、選択するだけでOKです。

選択直後は、3Gに滞在しており、なかなか4Gに切り替わらなかったので、再起動しましたところ、問題なく4Gに移行しました。
「Network Cell Info」ではBand 1を掴んでいました。

【結果】
データ通信:OK
VoLTE通話:OK
SMS:OK
Libero 5G+REMOモバイル 組み合わせでの動作
REMOモバイルは、丸紅のフルMVNO回線のようです。その点から考えると、周波数対応はNTTドコモに準ずることとなります。そのため、端末スペック上のNTTドコモ回線との対応周波数はBand 1/3/28/42です。

APN設定はプリインストールされていませんので、自分で登録する必要があります。
REMOモバイルのAPNは、
APN: mmtmobile.jp
ユーザー名: mmt@mmtmob
パスワード: mmt
認証タイプ: PAPまたはCHAP


すぐに4Gに移行しませんでしたが、再起動して数分放置すると、4Gに移行します。
「Network Cell Info」ではBand 3を掴んでいました。

【結果】
データ通信:OK
※REMOモバイルはデータ通信専用で、SMS、通話は非対応
https://remospace.com/remomobile/
Libero 5G試したSIMのまとめ
さすがZTEということもあり、通信系の問題は無さそうです。
MVNOのSIMもAPN設定がプリインストールされているなど、親切な作りです。(笑)
ドコモ系、KDDI系、楽天モバイルともにVoLTE通話可能です。Ymobileの機種のため、対応周波数の問題はあるものの、割り切って使えば、格安でSnapdragon 690 5Gを採用した、5G対応端末が体験できる素晴らしい端末だと思います。
私はイオシスで購入しました。
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