2022年7月14日に発売され、直後から格安SIMで取扱が始まったモトローラ製のmoto e32sは、発売直後から格安SIM各社で取扱が開始されました。
この記事では、moto e32sのメリットデメリットを紹介します。
コンテンツ
moto e32s簡単に紹介すると?
簡単に説明すると、4G対応のエントリースマートフォンです。エントリーモデルながら、ディスプレイ表示が滑らかになる、90Hzリフレッシュレートに対応しています。また、カメラはトリプルカメラ構成、RAM 4GB/ROM 64GBとこれまでのmoto eシリーズと比較すると、より実用的なスペックに進化しています。エントリーでも生体認証は指紋、顔認証両方に対応し、マスクを付けた状態でも、外した状態でもスクリーンロックの解除がスムーズにできます。
moto e32sのメリット
大まかに雰囲気は掴んでいただけたでしょうか?それでは、moto e32s を購入するメリットを紹介します。
OSはAndroid 12
2022年8月5日現在、公式の安定版で最新バージョンのAndroid 12がプリインストールされています。2022年春夏販売のモデルにはAndroid 11をプリインストールするものも多数あり、それらのデバイスと比較すると、新しいOSを搭載し優位な製品です。
また、モトローラのスマートフォンのUI(ユーザーインターフェース)は、一部のカスタマイズを除き、ほぼAndroid標準のUIを継承しています。Pixelシリーズなどと同様の癖のない標準的なAndroidのUIの操作性を楽しむことができます。
購入代金が安価
直販サイトでの販売価格は、21,800円(税込)、Amazonなどでは、1万9千円台ともっと安く購入することができます。
1年利用する想定なら、1カ月あたり1816円、2年利用する想定なら、1カ月あたり908円の端末費用負担となります。
5000mAh 大容量バッテリー
ここ数年のスマートフォンの平均的なバッテリー容量は4000mAh~5000mAhです。moto e32sも5000mAhと大容量が採用されています。充電は15Wに対応するため、大容量の充電器を利用すると若干早く充電をすることができます。
薄型、軽量
5000mAhのバッテリーを搭載したスマートフォンと言えば、分厚くなってしまい、野暮ったい印象がありましたが、moto e32sは、スリムなデザインになっており、厚さは8.5mm(最薄部)となっています。
また、5000mAhバッテリー搭載と言えば重くなりがちでしたが、重さ185gと軽量に設計されています。持ち歩くことが多いスマートフォン、軽いに越したことはありませんね。
デュアルSIM、トリプルスロット
moto e32sはデュアルSIM(nano x 2)に対応し、DSDVで利用できます。※VoLTE対応SIMを2枚同時に利用可
また、スロット形状はトリプルスロットに対応しており、2枚のSIMカードとmicroSDカード(最大1TBまで)を同時に利用することができます。
大型6.5インチディスプレイ、リフレッシュレート90Hz
moto e32sを利用すると、大きな画面で動画やゲームの操作など楽しめます。また、リフレッシュレートは90Hzに対応し、ブラウジングやアプリの操作など、滑らかに表示されるため、心地よい操作が期待できます。
ライトユーズには最適なRAM 4GB/ROM 64GB
RAM(メモリ)は4GB、ROM(ストレージ)は64GBと5年ほど前のキャリアのフラッグシップモデルと同様の仕様になっています。ゲームアプリをたくさんインストールしない、SNSやブラウザの利用が中心といったユーザーは不自由を感じることはないと思います。
1600万画素トリプルカメラ構成
トリプルカメラ構成に対応し、画素数は1600万画素+200万画素+200万画素です。メインカメラは1600万画素、深度センサーに200万画素、マクロ撮影用に200万画素のセンサーが搭載されています。高速オートフォーカスに対応し、ピンボケ防止にも効果がありそうです。
moto e32sのデメリット
21,800円(税込)ながらも多くのメリットがあるmoto e32sですが、デメリットもあります。続いてデメリットを紹介します。
NFC、おサイフケータイ非対応
価格から見て、この点はコスト削減のためにそぎ落とした機能だと考えられます。おサイフケータイやNFCに対応していませんので、今利用しているユーザーは他の機種を検討したほうがよさそうです。
防水非対応
防水についても対応していません。一応IP52には対応していますので、ちょっとした雨の水濡れ程度であれば大丈夫なものの、長時間の水濡れは故障の原因となります。水濡れした際には、速やかに拭き取るようにしましょう。
ディスプレイ解像度はHD+
ディスプレイの解像度は 1,600x720と、フルHDと比較すると低めの解像度になります。画面をじっくり見てみると、ドットの粗さや文字表示の粗さが気になるかもしれません。
高精細がいい!というユーザーには、有機ELディスプレイを搭載した、moto g31などがオススメです。
CPUが非力
スマートフォンの頭脳であるCPUは、MediaTek製のHelio G37オクタコア(2.3GHz x 4 + 1.8GHz x 4)を搭載しています。製造プロセスは12nmで、通信は4Gのみの対応です。Gシリーズは、ゲーム向けのスマートフォンをコンセプトにしたCPUラインナップですが、その中でも型番の数字が低く、ローエンドスマートフォン向けのCPUと考えたほうがよさそうです。
ゲームはできないことはありませんが、グラフィック設定を下げたり、調整が必要になります。
MediaTekとは?
MediaTekとは、台湾のファブレス半導体メーカーです。ファブレスメーカーのため、企画や開発は自社で行いますが、製造のための工場は持たず、委託先の工場で製造するスタイルを取っています。4Gに対応したチップのみでなく、5Gに対応したチップ(Dimensityシリーズ)開発しています。コスパの高いスマートフォンに搭載されている印象が強いMediaTek製のチップですが、Androidスマートフォン向けのみでなく、実はSTB(セットトップボックス)向けのチップなどの開発も行っています。
MediaTek - ブルーレイ、DVD、セットトップボックス
電子コンパス非対応の可能性
搭載センサーとして直販サイトに記載されているセンサーは、加速度計、近接センサー、環境照度センサーのみとなっており、これまでのmoto eシリーズの状況を鑑みると、今回も電子コンパスには非対応となっている可能性があります。
5G・eSIM非対応
moto e32sは4Gまでの対応となっており、5Gには対応していません。また、この数年でiPhone、Pixelシリーズでの搭載により広まったeSIMにも非対応となります。
eSIMとはEmbedded SIM、日本語で組み込み式のSIMという意味になります。スマートフォン内部にあらかじめ組み込まれており、物理的なSIMカードを利用せず、QRコードの読み取りやアプリからのインストールにより、簡単にセットアップできるSIMカードです。
キャリアの格安プランのahamo(アハモ)、povo、LINEMOはすべてeSIMに対応しています。格安SIMでは現在、日本通信が音声付プランのeSIM、IIJやLinksMateがデータ通信に対応したeSIMを取り扱っています。
ACアダプタ、USBケーブル同梱なし
ここ最近の環境配慮、コスト削減の流れから、moto e32sもACアダプタ、USBケーブルが同梱されていません。購入を検討されている場合は、これまで利用していたものをそのまま使う必要があります。また、持っていない場合は、事前に購入しておくことをおすすめします。
moto e32s スペック
さて大まかにmotoe32sの特徴をご理解いただけましたでしょうか?ここでスペックを紹介します。
・CPU:MediaTek Helio G37 オクタコア(2.3GHz x 4 + 1.8GHz x 4)
・メモリ:RAM 4GB/ROM 64GB
・外部メディア:microSD 最大1TB
・サイズ:高さ約164.0mm x 幅約74.9mm x 厚さ約8.5mm(最薄部)
・重量:約185g
・ディスプレイ:約6.5インチ 1,600x720 (HD+) 90Hzリフレッシュレート
・リアカメラ:約1,600万画素メイン (f/2.2) + 約200万画素 マクロ(f/2.4)+ 約200万画素深度センサー
・フロントカメラ:約800万画素 (f/2.0)
・SIMカード:デュアルSIM (nano x 2) DSDV対応
・バッテリー:5000mAh
・Wi-Fi:Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac
・Bluetooth:version 5.0
・対応バンド(4G):LTE B1/B2/B3/B5/B7/B8/B18/B19/B20/B26/B28/B38/B40/B41
・対応バンド(3G):W-CDMA B1/B2/B5/B8
・対応バンド(2G):GSM 850MHz/900MHz/1,800MHz/1,900MHz
・位置情報:GPS, A-GPS, LTEPP, SUPL, GLONASS, Galileo
・USB:USB Type-C (USB 2.0)
・センサー:加速度計、近接センサー、環境照度センサー
・生体認証:指紋認証、顔認証
・防水:IP52
・付属品:カバー、SIM取り出しピン、ガイド類
使えるキャリア
moto e32sの4G LTEの周波数対応は、B1/B2/B3/B5/B7/B8/B18/B19/B20/B26/B28/B38/B40/B41と、ドコモのメインバンドB1/B3/B19、auのメインバンドB1/B18/B26、ソフトバンクのメインバンドB1/B3/B8に対応しています。そのため、ドコモ・au・ソフトバンクまたはその格安SIMから自由に利用するSIMカードを選択することができます。
格安プラン、格安SIMで定番ですが、こちらのSIMカードがオススメです。
5分かけ放題+20GBの高速データ通信が利用できるahamo
LINEMOミニプランなら月額990円でLINEし放題、PayPayポイント還元で半年間実質無料
OCNモバイルONEで550円からスマホが使える!10分無料通話付き
楽天モバイルなら3GBまで通話料込みで1,078円(税込)
トッピングでオリジナルプランが設定できる!povoは基本料0円
ドコモ回線が音声付なっとくプラン3GBが、税込980円!
販売中の格安SIM
IIJ、イオンモバイル、mineo、QTモバイル、LIBMO、Nifmoなどで販売中です。価格を見ると、LIBMOが一番お得に購入することができます。狙い目はLIBMOのMNPでの購入です。860円でmoto e32sを購入できます。
LIBMOは、音声付なっとくプラン3GBは税込980円で利用できるので、お得なプランです。
プロバイダ | 価格 |
IIJ | 19,800円 |
イオンモバイル | 21,780円 |
mineo | 19,800円 |
QTモバイル | 21,912円 |
LIBMO | 14,600円(MNP:860円) |
Nifmo | 18,400円 |
moto e32sは誰にオススメ?
端末の性能を考慮すると、ゲームをしない、SNS、検索、電子書籍等の比較的軽量なアプリのみのライトユーザーにオススメのスマートフォンだと思います。
画面が約6.5インチと大きいので、60代、70代の親御さんにも最初に使うスマートフォンとしてもおすすめです。フォントサイズを大きく設定して、LINEやZoom、PayPayなどを設定して日常のコミュニケーションや生活のツールとして利用するのにぴったりではないでしょうか。
また価格が安価なため、お子様の最初に使うスマートフォンとしても最適です。moto e32sには最初からケースがついていますので、ケースを付けていれば、ちょっとした落下などでも破損は防げます。学校生活や部活など、活発なお子様にも安心して持たせられるスマートフォンではないでしょうか。
※フィルムは付属していませんので、画面を傷や破損から保護して利用したい場合は、購入する必要があります。
まとめ
moto e32sのメリット、デメリットを紹介しました。がっつりゲームをしない、NFCやおサイフケータイ、防水非対応でも問題ないユーザーには、しっくり刺さる製品だと思います。
Amazonや量販店でも購入できますので、気になったユーザーはぜひチェックしてみてください。
格安SIMではLIBMOのMNPの代金が一番安価に購入できます。
LIBMOのなっとくプラン3GB、MNPでの購入を検討してみてはいかがでしょうか?
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