Huawei P40 lite 5Gレビュー

今回はHuawei P40 lite 5Gをご紹介したいと思います。 この端末を購入するべきかどうか、正直なところ悩みました。

なぜならすでにP40シリーズのP40 ProとP40 lite Eを購入して試していたからです。

でも、なぜか後ろ髪を引かれると言いますか、興味がかなりありました。

発売当初と比べると、8,000円程度価格も下がりましたので、これを機に購入して試してみます。

スペック

スペックはこちらの通りです。

P40 lite Eと比較すると、スペック面では大きくリードしていると思います。

・型番:Huawei P40 lite 5G
・サイズ:約162.3 mm x 75 mm x 約8.58 mm
・質量:約189 g (バッテリー含む)
・ディスプレイ:約6.5インチ TFT
・解像度:2400 x 1080ピクセル
・OS:Android 10 EMUI 10.1
・チップセット: HUAWEI Kirin820 オクタコア(1 x 2.36 GHz + 3 x 2.22 GHz + 4 x 1.84 GHz)
・ストレージ/RAM:128GB / 6GB、 NMCard対応(SIMスロット共有、最大対応容量256 GB)
・メインカメラ:クアッドカメラ
約6400万画素 (メイン、F1.8) / 約800万画素 (超広角、F2.4) / 約200万画素 (マクロ、F2.4) / 約200万画素 (被写界深度、F2.4)
・フロントカメラ:シングルカメラ
約1600万画素カメラ (F2.0)
・対応ネットワーク:
5G NR: n1 / 3 / 28 (TX: 703 - 733 MHz, RX: 758 - 788 MHz) / 38 / 41 / 77 / 78 / 79
4G FDD LTE: B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28 / 66
4G TDD LTE: B34 / 38 / 39 / 40 / 41
WCDMA: B1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz
・SIMサイズ:nano SIM / nano SIM
・Wi-Fi:IEEE802.11 802.11a/b/g/n/ac/ (2.4 GHz / 5 GHz)
・テザリング:対応
・Bluetooth:5.1
・位置測位:GPS / AGPS / Glonass / Galileo / QZSS
・USB:Type-C USB 2.0
・イヤフォンジャック:〇
・バッテリー:4,000 mAh(内蔵式)
・生体認証:顔 / 指紋
・防滴・防塵:非対応
・おサイフケータイ・NFC:非対応 / 対応
・色:スペースシルバー、クラッシュグリーン、ミッドナイトブラック
・付属品:ACアダプタ 40 W HUAWEI SuperCharger、USB ケーブル (A to C)、イヤホン、クイックスタートガイド、SIMピン
・価格:43,780円(税込)(HUAWEI公式ストア価格)

プラス15,000円程度でここまで違うので、オススメはP40 lite EよりもP40 lite 5Gですね。  

パッケージ、外観など

Huaweiデフォルトともいえる、シンプルな白色の化粧箱です。

SIMピンやユーザーガイドが付属しています。

充電器、USBケーブル、イヤフォンも付属しています。

ディスプレイ面にはフィルムが予め取り付けられています。

背面はP40 lite Eと似ていますが、さらに上品な仕上げになっています。

USBポート(Type-C)、3.5mmイヤフォンジャックは本体下部にあります。

P40 Proと異なり、3.5mmイヤフォンジャックも搭載しています。

本体右側面に電源ボタン兼指紋センサー、ボリュームキーが配置されています。

本体左側には、SIMトレイが配置されています。

SIMトレイはデュアルSIM仕様で、NMCard用スロットがSIM2と共用になっています。

買いそろえてしまったP40シリーズを並べてみました。

左からP40 Pro、lite E、lite 5Gとなります。

P40 lite 5GのサイズはP40 Proに近いサイズになっています。

若干P40 Proより、P40 lite 5Gのほうが大きいという印象です。

UI、OS設定など

Android 10をベースとしたHuaweiオリジナルのEMUI10.1をインストールしています。

セットアップが完了し、アプリをインストールする前のホーム画面です。

システム画面は以下のとおりです。

スクリーンショットはスクロールして全体が撮影できます。

クイックパネルです。ブルーライトカットモードに加え、eBookモード(モノクロ表示)も搭載されています。

ベンチマークスコア

Geekbench5でスコアを計測してみました。

シングルコア:600、マルチコア:2,326でした。ミドルの上の層に位置しますね。

続いてAnTuTuベンチマークです。

トータルスコアは357,213で、35万超えと高いパフォーマンスを発揮しています。

プリインストールアプリなど

オススメアプリの形で表示されていますが、インストールはされていません。

ダウンロードしたい場合は自分でインストールします。

サードパーティのアプリなどは入っていません。

Huaweiオリジナルのツールアプリなどがプリインストールされています。

マルチタッチ

マルチタッチは10点でした。

写真撮影

また軽くしか試してみませんので、またしっかり試してご紹介したいと思います。 カメラアプリの起動は早く、セルフィーの撮影も美顔効果なしでもきれいに撮影できます。

位置測位

受信感度は良好です。

SNRは30dBm以上が多数ありました。

スクリーンショットは、屋外での計測結果です。

APN設定

以下はドコモ系のAPNです。初期状態で多数の設定がプリセットされています。

 

使ってみた感想

・意外と軽量 189g

P40 Proと比べると軽量で取り回ししやすい印象です。ただし、サイズはP40シリーズの中で一番大きいサイズです。

落下等には注意が必要です。

・Huaweiのキーチェーンに対応

P40 lite Eでは対応していなかった、Huaweiのキーチェーンに、P40 Proと同様に対応しており、パスワードの保存・入力も容易にできます。

P40 Proを使った後に、P40 lite Eを使い感じましたね、ちょっとした違和感を。

Huaweiのキーチェーンに非対応でした😢

このP40 lite 5Gではキーチェーンに対応しているので、安心してください。

・満足できるスペック、高コスパ

ストレージ128GB、6GB RAMと、3万円前半で購入できる端末として、スペック的には文句ない構成です。

Amazonでは32,545円(税込)、ヨドバシなど家電量販では、35,800円(税込)となっています。

UIの滑らかさなどはさすがにP40 Proと比較すると、及びませんが、それでもlite Eよりも大きく進歩しています。

5Gについては私の住んでいる場所が対応していないため、今後の確認になりますが、楽天モバイルも利用できる端末ですので、今後試してみたいと思っています。

・ケースが付属していない

これが意外な落とし穴。Amazonの外国人の方のレビューを見ておけばよかったなと。(笑)

Nova lite 3+にもついていたケースがない!(笑)

P40 ProやP40 lite Eには付属していたTPUケースが、P40 lite 5Gには付属していません。傷が気になる場合は事前に購入したほうがよさそうです。

カメラについてはまだじっくり試していませんが、今後試して撮影画像などご紹介したいと思います。

・3.5mmジャック

意外と3.5mmイヤフォンジャックに対応している点は、通話や音楽再生に、便利に使えます。

最近はミッドレンジ以上のモデルでは、3.5mmジャックが非搭載という端末が多いので、Huawei P40 lite 5Gを選ぶ理由にもなりそうですね。

・P40シリーズのおすすめは?

結局シリーズ全部を触ってみて、P40 Proが一番だと感じました。それはフラッグシップですし当然なのですが、すべての点において、Huaweiの技術がぎっしり詰まっているそんな印象です。

長く使いたいとお考えのユーザーには断然P40 Proをおすすめします。Googleに対応していない!以外の不満は全くないでしょう。

手に取って触ってみると、カメラ、画面表示、UIすべての面で100点をつけたくなると思います。

価格面でどうしても手が出ない場合は、今回のP40 lite 5Gがオススメです。チップセットにKirin 820を採用しており、これは5Gに対応したプラットフォームになっています。5G通信(5G/4GデュアルSIM)+AnTuTuスコア、35万超えのパフォーマンス+6400万画素AIカメラといった魅力を32,545円(Amazon価格)で試せるのは、またとないチャンスだと思います。

Huaweiが今後スマホを作れるかどうかは、米国のバイデン政権などの政策にも関連してくると思いますが、当面期待ができない可能性もあります。将来的に高値になる?可能性にも期待したいところです。また、禁輸措置が緩和されたのちにはGoogleに対応する余地もあるので、いずれにしても可能性を秘めたスマホと言えるのではないでしょうか?

・Googleには対応していないので注意が必要

ほとんどの方がご存知だと思いますが、Googleに対応していません。HuaweiのアプリストアAppGalleryを利用するか、Apkなどをダウンロードして利用します。Googleのフレームワークに対応していないため、一部のApkでは起動できないなどの問題が発生します。新型コロナの接触者確認アプリも利用できないという現状です。

マニア向けの商品といえますね。

・下手な中華スマホより品質もパフォーマンスも良い

背面デザインは本当にきれいです。Huaweiの端末は購入して初期不良などに出くわしたことがありませんね。

また、万が一壊れた場合の修理サービスなど、サポートも充実しているのがHuaweiの魅力です。

WeChatもZenFone Max M2から、本機に移行しましたので、これからメインスマホとして、しばらく使っていきたいと思います!

今回紹介した商品はこちら

Amazonでも購入できます。価格は32,545円(税込)です。

おすすめの回線

ドコモ系はOCNモバイルONEが速度も速くおすすめです。

au系は私も利用していますBIGLOBEモバイルがおすすめです。

今回もご覧いただきましてありがとうございました。

ABOUTこの記事をかいた人

2000年以前から携帯電話好きで、2008年からはスマートフォンに興味を持ち、多数の機種を触ってきたスマホオタクです。 SIMカードにも知識があり、SIMカードのカスタマーサポートも経験。現在はフリーランスでSIMカードやIoTデバイスの検証、カスタマーサポートをやっています。