ASUS ROG Phone 3が7月22日発表されました。
ROG Phoneはゲーミングスマートフォンですが、最もPCに近いスマートフォンではないでしょうか?
チップセットのクロック周波数や各スロットルの閾値を変更することも可能です。最高のユーザー体験のために、画面やオーディオの設定、通信も制御し、ゲームプレイの引っ掛かりを抑制することができます。充電さえもカスタマイズ可能です。
ASUS ROG Phone 3には、2つのバージョンが存在します。
ROG Phone 3とROG Phone 3 Strix Editionです。
ROG Phone3は、Snapdragon 865+を搭載し、ROG Phone 3 Strix EditionはPlusが付かないSnapdragon 865を搭載しています。
Snapdragon 865+では、最大3.09GHzで稼働するモバイル初のチップセットで、通常版のSnadpragon 865(Plusが付かないもの)と比較し、10%のGPUパフォーマンスの改善、Wi-Fi 6E(6GHz帯で動作、より広い周波数帯と低レイテンシー)への対応により、適切なルーターを利用の場合、3ミリ秒未満の誤差で動作が可能です。
無印のROG Phone 3では、RAMは12GBまたは16GB、ストレージは128GBまたは512GBから選べます。
一方、Strix Editionでは、RAMは8GB、ストレージは128GBまたは256GBから選べます。
どちらのバージョンもLPDDR5 RAM、UFS3.1のストレージで構成されています。
今回、ASUSはパッケージに、AeroActive Cooler 3をバンドルしています。
スマートフォンの背面には、通気孔がついており、拡大された銅ヒートシンク(ROG Phone2の6倍)により、冷却効果を高めることができます。
通気孔があるので、防水ではありませんね。
チップセットは144fpsに対応しています。
6.6インチAMOLEDディスプレイは、144Hzリフレッシュレートに対応しており、設定から120Hz、90Hz、自動を選ぶことが可能です。
ASUSは25msのタッチレイテンシー(270Hzタッチサンプリングレート)の達成に成功しました。
スクリーンはHDR 10+により、10億色を表現し、DCI-P3色域の113%をカバーしています。色の表現力も優れていると言うことですね。
ウルトラソニックボタンはよりカスタマイズ可能になりました。
それぞれを2つのボタンに分割し、追加のコントロールやゲームカメラの角度の調整に利用できます。
ディスプレイにはベゼルがあり、それによりスピーカーのスペースが大きく確保できている可能性があります。
ASUSは Diracを採用しており、スピーカーの混信の削減や周波数の調整を可能にしています。
AudioWizardはすべてのROG ヘッドセットのためにプリセットされています。
3.5mmやUSB、ワイヤレスに対応します。3.5mmジャックはありませんが、アクセサリ(AeroActive Coolerを含む)により3.5mmをサポートします。
バッテリは6,000 mAhを採用し、30Wの急速充電により、46分で70%の4,510 mAhの充電が可能です。
多くの急速充電では70%に到達すると、バッテリー保護のために、充電速度が低下します。
ASUSでは、バッテリー劣化を心配するユーザーのために、最大充電を80%または90%に、最大10Wでの充電に制限したり、さらにスケジュールで細かく設定できるようにしています。
カメラはトリプルカメラになり、500万画素のマクロ用が追加されています。また、メインカメラも6400万画素(IMX686)を採用し、1600万画素でロスレスの2倍の倍率をサポート、2番目の1300万画素のカメラは超広角(125度)に対応しています。
メインカメラは8K(30fps)、4K(120fps)での動画撮影に対応します。
ROG Phone 3はOSにAndroid10を採用し、ランチャーはゲームに特化したROG UIとZen UIの2つを搭載しています。2つともストックランチャーに近く、ハードウェアの性能を最大限に引き出すよう、調整されています。
ROG Phone 3は12GB RAM+512GBストレージバージョンで1,000 ユーロ(約124,000 円)となっており、16GB RAMのバージョンでは100ユーロ(約12,000 円)追加の費用がかかります。
また、Strix Edition(Snapdragon 865)では8GB RAM+256GBストレージで800ユーロ(約99,000円)となります。
アクセサリは取り外し可能なKunai 3コントローラーがあります。スマートフォンの両サイドに取り付け可能です。Kunai 3 Charger に取り付けて、単独コントローラーとして利用することも可能です。
TwinView Dock 3はスマートフォンと同様に、6.6インチAMOLED144Hz リフレッシュレートを採用しています。5,000mAhのバッテリーを搭載し、より長時間ゲームをプレイできるようになっています。
ROG Lighting Armor Case 3は新しいデザインになりました。X-Modeと同期し、ライブ壁紙を表示させることが可能です。
ROG Phone 2と同様に、USB、HDMIポートを複数有するプロフェッショナルドックも存在します。
Source: Asus ROG Phone 3 phone arrives with 6.6" 144 Hz screen, S865+ chipset, bundled cooler
今回もご覧いただきましてありがとうございました。
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