楽天モバイル運用予定のプラチナバンドはどの周波数?

楽天モバイルをメイン回線として使っています。

市街地で利用する場合特別不便を感じることもありません。

しかし、建物の中では電波の悪さを感じる場所が多々あり、これもプラチナバンドが無いため・・・と思ったりすることもあります。
KDDIのローミングで、プラチナバンドのBand 18/26を利用していますが、これはローミングエリアのみの話であって、ローミングエリア外では、電波が悪くなってしまうということがあります。

楽天モバイルでは、この繋がりやすいプラチナバンドを獲得しようと、2022年10月の電波法改正で設けられた「再割当」制度に基づき、既存事業者が保有する800/900MHz帯の帯域からそれぞれ5MHz幅×2ずつの割譲を求めていました。

2022年11月30日、情報通信審議会で、ドコモの提案により、700MHz帯に存在する未利用の周波数(715~718MHz、770~773MHz)をLTEに利用できるか検討が始まったようです。

日本でLTEに使われている15MHz、10MHz、5MHzシステムに加え、今回3MHzを加え日本でも利用できるようにするとのこと。

もともと米国やベトナムでは800MHz/900MHz帯に、3MHzシステムが導入されている。またBand 28(700MHz)は3GPPにも規定された周波数で、国内のスマホでも、海外のスマホでも対応している機種が多いため、ユーザーに優しい導入案かもしれません。

楽天モバイルで利用できるプラチナバンド(案)
Band 28(700MHz)で、新たに3MHzシステムを導入し、715~718MHz、770~773MHzで導入される可能性が高い

楽天モバイルでは、このプラチナバンドの運用を2024年3月から提供する予定です。
ドコモの試算では、1100万契約を収容、通信速度は下り30Mbps/上り11Mbpsとなる見込みです。

参考
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/column/keyword/1467351.html
https://businessnetwork.jp/article/12512/

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2000年以前から携帯電話好きで、2008年からはスマートフォンに興味を持ち、多数の機種を触ってきたスマホオタクです。 SIMカードにも知識があり、SIMカードのカスタマーサポートも経験。現在はフリーランスでSIMカードやIoTデバイスの検証、カスタマーサポートをやっています。