格安SIMへの乗り換え。初心者が気を付けるべきこと

みなさんこんにちは。

現在、キャリアによって徐々に3Gが停波され、これを機にスマホに乗り換えるというユーザーが多数いるという話を目にしました。

10年以上前から格安SIM(MVNO)を利用してきた管理人が皆さんにお伝えできることを考えてみたところ、機器やプラン、通信に詳しくないユーザーでも、簡単に格安SIMに乗り換えれるよう、サポートできないかと思いました。

格安SIM各社はサポート窓口やお問い合わせ用電話番号は用意されているものの、電話がつながりにくいなど不安な点も多いかとお澪ます。

そんなときに、気になることの答えとなるような内容をまとめてみようと思います。

SIMカードとは?

SIMカードとは、スマホやタブレット、ルーターなどが通信を利用できるように、情報が書き込まれたICカードです。

金属の端子面があるため、触れないように丁寧に扱いましょう。

最近はマルチカット(nano/micro/標準の全サイズに対応した) SIMが主流となっていますので、到着後に自身で切り離す必要があります。

その際に、SIMカードを曲げてしまわないように気を付けましょう。

申込は簡単か?

新規の申し込みは思っているほど難しくありません。

必要なものはおおむね決まっています。

1.本人名義のクレジットカード

2.運転免許証、マイナンバーカードなどの身分証明書

3.MNP(携帯電話番号ポータビリティ)の予約番号(キャリアから乗り換えの場合)

2の身分証明書は写真で撮影する必要があるため、スマホやタブレットがない場合、デジタルカメラなどが必要になるケースもあります。

難しい場合は、スマホを持っているご家族や知人にお願いすると良いと思います。

3のMNP予約番号については、利用していたキャリアで発行してもらえます。Myソフトバンク、ドコモ、auなどのポータルサイトからも手続き可能です。

SIMだけの申込なら、15分もあれば完了します。

MNPは、携帯電話番号ポータビリティのことで、現在ご利用中の電話番号が他の通信会社で利用できるサービスです。

私も何度かこの制度を利用して、現在のメイン回線を維持しています。

スマホは一緒に買うべき?

これは、それぞれの利用者の現状によるものですが、Androidを使ってみたいというユーザーや特に端末にこだわりがない利用者は、1円機種や1万円未満の機種をセットで購入することをおすすめします。

新品の商品なので、気持ちも新たに利用開始できます。

Redmi 9TやOPPO A73など、1円で購入できるそこそこ使えるスマホも多数あります。

今利用しているスマホがあるとか、家族からスマホを譲り受けたなど、新しく購入する必要がない場合は、それをそのまま利用するのがベストです。

キャリアで購入したスマホはSIMロックを解除して使おう

キャリアで購入しているスマホは、2022年10月より前に発売されたモデルは基本的に、キャリアによるSIMロックが掛かった状態です。

SIMロック・・・契約したキャリアのSIMカードしか利用できない制限

Myソフトバンク、ドコモ、auなどのポータルサイトから、SIMロック解除の手続きができるため、オンラインでの手続きがおすすめです。

NTTドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/support/unlock_simcard/

au
https://www.au.com/support/service/mobile/procedure/simcard/unlock/

ソフトバンク
https://www.softbank.jp/mobile/support/usim/unlock_procedure/

その他のスマホ購入方法

オンラインECサイトを利用する

スマホはAmazonやヨドバシドットコム、ビックカメラなどのオンラインECサイトでも購入することができます。

最近はAmazonでもiPhoneシリーズを新品で正規品を購入することができます。便利な世の中になりましたね。

▼Amazon

http://www.amazon.co.jp/

▼ビックカメラ

https://www.biccamera.com/bc/main/

▼ヨドバシカメラ

https://www.yodobashi.com/

検索画面で「SIMフリー」と検索すれば対応したスマホが多数ヒットします。

中古スマホ販売サイトを利用する

iPhoneやAndroidのフラッグシップモデルはお値段も高く、なかなか新品で購入しづらいものです。

そうしたときに、ちょっとお得に購入できるのが、「中古品」(リユース)です。

個人的にオススメなのは、店舗で実際に確認して購入する方法です。

「ゲオ」は店頭での販売をしており、iPhoneやAndroidのフラッグシップモデル、さらにはSIMフリー市場のスマホまで幅広く扱っています。

お店の人にお願いして、手に取って確認することや、電源を入れてバッテリー容量の確認をすることもできます。

割と丁寧に対応してもらえるので、個人的にはオススメです。かれこれ20回近く購入しています。

外観程度も自分の目で確認できますし、納得したうえで購入できます。

「イオシス」も同様に実店舗がありますので、ゲオと同じく、製品を自分の目で見て購入することができます。

ゲオ以外ではECサイトになりますが、携帯市場より社名が変わった、現在の株式会社ニューズテックが運営している「みんなのすまほ」です。

「みんなのすまほ」では外観チェックを真面目にやっていると個人的に評価しています。

A品以上のランクのものは殆どハズレはないと思います。

B品やC品については、大きな傷が1つくらいあったりとそんな感じの外観になります。

価格は若干他のお店より高いですが、独自の端末査定基準もあり、安心できます。また、配送も午後2時までの注文で、東海関東関西ともに翌日配送ができる体制で頑張っています。

▼楽天市場の販売ページ

https://www.rakuten.co.jp/kamaya-awards/

SIMが到着。気を付けることは?

SIMの切り取り

プラスチックの台紙からの、SIMカードの切り取りにはまず注意しましょう。

指で強く押しすぎると、SIMカードが少し反り返る形になってしまいます。そうすると、接触が悪くなり、SIMを挿したのに、SIMが認識されないといった状態になりかねません。

あまり力を入れず、ゆっくり取り外しましょう。

APN設定

キャリアだとSIMを入れてすぐに利用開始できますが、格安SIMの場合は、設定が必要になります。

APN設定とはインターネットにつなぐための接続設定となります。アクセスポイント名(APN)を設定する操作です。

AndroidではAPN設定が必要になります。規模の大きい格安SIMの場合は、SIMフリー市場の製品では、最初から設定されているケースもあります。

利用者はAPNの一覧から選択するだけで利用開始ができます。

こちらのようなイメージです。

iPhoneでは構成プロファイルのインストールが必要

格安SIMの場合、一部を除いてほとんどのSIMで、構成プロファイルのインストールが必要です。

構成プロファイルとは、利用する格安SIMの通信設定に強制的に書き換えることができる、プロファイルです。

iPhoneは基本的には、Appleと取引の契約をしているキャリアのプロファイルをソフトウェア上にプリインストールしており、SIMを差し込むと自動的に利用できる仕組みなっています。

格安SIMの場合、Appleとの直接契約することがないため、利用者が設定データをダウンロードしてそれをインストールする必要があります。

格安SIMを使うための心構え(速度など)

格安SIMは、月額料金が安い反面、速度が安定しないなど、少々不安定な面もあります。

例えば、通勤時間帯や昼休み時間帯などに、速度が異様に遅くなってしまうというケースです。

現在は比較的そうした状態は解消しつつありますが、契約時にはそういう点があることを理解したうえで契約しましょう。

遅い時間帯がある反面、キャリアと遜色ない速度、またはキャリア以上の速度が出るタイミングもあります。

通信速度はベストエフォートとなりますので、時間帯や場所などの要素により、変化することを理解しておきましょう。

価格も安いので、キャリアと同じ条件とならないことは理解できますね。

なるべく通信品質の良い格安SIMを選択するように心がけましょう。


いかがでしたでしょうか?

格安SIMが気になっている利用者の皆さんの参考になればと思います。

随時更新していきたいと思います。

今回もご覧いただきありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

2000年以前から携帯電話好きで、2008年からはスマートフォンに興味を持ち、多数の機種を触ってきたスマホオタクです。 SIMカードにも知識があり、SIMカードのカスタマーサポートも経験。現在はフリーランスでSIMカードやIoTデバイスの検証、カスタマーサポートをやっています。