Sub6の5Gにも対応するHuawei P40 Proですが、4Gの周波数も非常に多くの周波数に対応しており、日本国内の格安SIM、キャリアともに利用することができます。
対応周波数は以下の周波数です。
5G NR: n1 / n3 / n7 / n28 (TX: 703-733 MHz, RX: 758-788 MHz) / n38 / n41 / n77 / n78 / n79
4G FDD LTE: B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28 / 32
4G TDD LTE: B34 / 38 / 39 / 40 / 41
WCDMA: B1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz
4Gバンドについて見てみると、プラチナバンドではドコモのBand 6/19や、KDDIのBand 18/26、ソフトバンクのBand 8にも対応しており日本国内ではすべてのキャリアが利用できます。
アジアで良く利用されるBand 1/3/7や、ヨーロッパ圏のBand 1/20、アメリカのBand 2/4/5/12/17をはじめとして、中国国内で利用されているTDDのバンドもすべて対応しています。
今回はHuawei P40 Proで、所有している日本の複数のSIMを試してみました。
コンテンツ
試したSIM
今回試したSIMカードは以下のSIMです。
・OCNモバイルONE(新コース)
・NTTドコモSPモード
・SoftBank(F)
・Ymobile(n101)
・Rukuten
・BIGLOBEモバイル(タイプA)
SIMスロットは背中合わせに取り付けるタイプのスロットです。
結果
こちらに結果をご紹介します。
OCNモバイルONE(新コース)
VoLTE通話、データ通信できました。
APN設定は、「OCNモバイルONE」のものを変更して利用します。
※APNをlte-d.ocn.ne.jpから「lte.ocn.ne.jp」に変えます。
OCNでんわアプリはAPKPureからダウンロード可能です。
NTTドコモ
VoLTE通話、データ通信できました。
APN設定は登録されているものを選択します。
他社製品でSIMを利用する際のSMSも受信しました。
SoftBank(F)
VoLTE通話、データ通信できました。
APN設定は登録されているものを選択します。
Ymobile
VoLTE通話、データ通信できました。
APN設定は登録されているものを選択します。
Rakuten(Rakuten Linkは利用できない)
VoLTE通話、データ通信できました。
APN設定は登録されているものを選択します。
注意が必要なのはRakuten Linkが利用できない点です。
APKPureなどからアプリはインストールできますが、Rakuten Linkアクティベーション時に、認証コードを入力後、次に進むことができません。
※下の画面から進めません。
Rakuten回線を使う場合の注意点
Huawei P40 ProをRakuten回線で使う場合、次の点を注意しておきましょう。
・アプリを使ったSIMの開通ができない
・無料通話/SMSが利用できない
・データ通信は利用できる
事務手数料の3,300ポイントの受け取りや、無料通話・無料SMSの恩恵を受けることができませんので、Huawei P40 Proで利用することはおすすめできません。
BIGLOBEモバイル(タイプA)
VoLTE通話、データ通信できました。
APN設定は登録されているものを選択します。
BIGLOBEでんわアプリは、APKPureから入手可能です。
動作も問題ありません。
まとめ
Huawei P40 Proは日本のキャリア、格安SIMの周波数にすべて対応しています。
今回紹介しているSIM以外でも、プリセットAPNから選択してAPNを設定すればデータ通信を利用できます。
Rakuten回線については、データ通信もVoLTE通話も可能ですが、Rakuten Linkが対応していないため、利用するメリットはあまりありませんので、注意が必要です。
HuaweiのアプリストアAppGalleryでは、「イオンでんわ」「y.uでんわ」をダウンロードできます。
その他の格安SIMもAPKPureからダウンロードして使えそうです。(OCNでんわとBIGLOBEでんわは動作確認しました)
今回もご覧いただきましてありがとうございました。
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