日本のSIMフリー市場が魅力的でない理由…キャリア離れしないユーザーが多い

みなさんこんにちは。

管理人です。

私、2010年頃から格安SIMに目覚め、日本通信を利用していました。

当時データ通信専用SIMで、セルスタンバイ問題(バッテリーの消費が多くなる問題)など現在より多くの問題がありました(笑)

2022年を迎え、時代の進化を感じるとともに、大きく変わっていないと思う側面もあります。

時代の進化を感じる点

キャリア各社のネットワークが5Gに対応した点、3G停波が徐々に始まった点、それに伴い音声通話はVoLTEが標準となった点、海外メーカーであるOPPOやXiaomiが日本市場に進出してきた点など多くの変化が見られました。

2010年~2016年頃までは、データ通信はLTE、通話は3Gなんてことは普通でしたが、現在はSIMフリー市場の製品でさえもデータ通信、音声通話ともにLTEネットワークを利用するといった形が普通になりました。

また、ユーザーとしても、セルスタンバイ問題などに悩む必要もなくなりました。

LTEに対応したSIMカードはプリペイドSIMでも使えるなど、ポストペイに限らず自由に安価に使える時代になりました。

これも、フルMVNO(IIJや丸紅)が登場したことがきっかけかもしれません。

格安SIM(MVNO)における5Gネットワークの利用には、コアネットワークのアップグレードなど、コストのかかる課題があるため、5GもNSAネットワーク利用など、当面はLTE中心のネットワーク利用が中心となりそうですが、将来的には期待ができそうです。

そもそも、キャリアの5Gネットワークがまだイマイチですが、総務省主導でネットワーク整備を進めているため、数年での整備に期待はできそうですね。

SIMフリー市場の製品は、XiaomiやOPPOが登場し、魅力的な端末が多く増えたと思います。

変わってないなと思う点

モバイルの利用について、いまだにキャリアが主導権を握っており、ユーザーが自発的に低コストを求めるといった要素が少ないと思います。

総務省は、携帯料金の値下げ、SIMロック解除の義務化を進めましたが、現在もユーザーはキャリアに頼っている状況が続いていると思います。

携帯の購入、機種変更はキャリアで行うといった常識が根強く残っているためだと感じます。

また、iPhoneブランドが日本では重視されている点も大きな要素だと思います。

私もiPhoneを利用していますが、使いやすい、ハイスペック、OSの更新サポートが長期にわたる反面、機器費用が高く、また、キャリアで購入する場合は、通信費が高くなるなど特にコスト面でのデメリットを感じます。

もちろん、性能面では申し分ありませんし、iPhoneを使って入れば、利用方法を考える必要もなく、困難に出くわすことも少ないので、非常にストレスが少ないということは間違いないでしょう。

一方、Androidでは、ブランドごとのインターフェースの特徴などがあるため、一様ではなく、自分が利用している端末で発生する問題は、他のAndroidユーザーが同じ問題で悩むということは無かったり、トラブル発生時に困ることが多いことは確かです。

ただ、そうした問題に出くわす頻度は少ないため、あまり気にするほどでもないといえるかもしれません。

管理人のおすすめは、XiaomiやOPPO、SHARP、サムスンの端末がオススメです。OSのセキュリティパッチの更新、OSアップデートもサポートされるなど、Appleほどではないものの、ユーザーが不便を感じない程度の更新をしてくれます。

ユーザーが知識を増やすべき

管理人のように、昔から格安SIMを利用しているユーザーなら、キャリアで契約することが如何にコスト高であることがわかりますが、一般的なユーザーはこの事実に気づいておらず、また格安SIMという言葉を聞いたことがあっても、興味がないというのが実態ではないかと思います。

しかし、楽天モバイルに乗り換えたり、ahamoやpovoといったキャリアの格安プランに乗り換えるだけでも、年間5万円程度の削減ができます。

さらに一般的な格安SIM、mineo(マイネオ)、イオンモバイル、IIJ、OCNモバイルONEといった格安SIMに乗り換えると年間7万円程度の削減が可能になります。

2年で見ると、約10万円~14万円とそこそこな金額になります。

家族で利用しているユーザーなら、さらにその2倍程度の削減が可能となる見込みです。

私からすると、それでもキャリアでの契約を選びますか?という感覚です。

海外のように公衆無線がもっと増えて欲しい

日本は無料で利用できる無線のネットワークが比較的少ないと思います。駅やコンビニなどごく限られたエリアで、不便だと思います。

セキュリティの側面があるため、安易な利用は気を付けるべきですが、高速な公衆無線が増えると、外出先でも高品質な高速通信が利用できるため、キャリアのSIMだろうが、格安SIMだろうが意識することがなくなり、むしろ格安SIMの方が低価格だし賢い選択と言えるでしょう。

キャリアのネットワークへの負荷も減り、メリットが多いのでは?と思いますが、日本ではあまり推進される動きがないと思います。

ユーザーがキャリアから離れることでより魅力的なサービスや製品が生まれるはず

管理人はなるべく多くのユーザーをキャリアから引き離したいと思っています(笑)

ユーザーのキャリア離れが進むことで、SIMフリー市場に多くの魅力的な製品や通信サービスが登場し、より市場が活性化すると思っています。

XiaomiやOPPOが中途半端な製品しか出さないのはやはり、日本市場がまだ魅力的ではないという象徴になっているのかなと考えます。

もっと多くのユーザーに、格安SIMを利用して欲しいと思う今日この頃です。

今回もご覧いただきまして、ありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

2000年以前から携帯電話好きで、2008年からはスマートフォンに興味を持ち、多数の機種を触ってきたスマホオタクです。 SIMカードにも知識があり、SIMカードのカスタマーサポートも経験。現在はフリーランスでSIMカードやIoTデバイスの検証、カスタマーサポートをやっています。