DxO Markはカメラの静止画や動画、オーディオの音質を評価する検証機関です。
一回の試験をするのに日本円で500万円ほどかかると聞いたことがあります。結構しますね。
今回、iPhone SEのDxO Markのスコアが公開されました。
iPhone SEのカメラはiPhone XRと同じハードだとのことです。
1200万画素f/1.8の絞り、PDAF(位相検出オートフォーカス)、OIS(光学スタビライザー)、5倍デジタルズームに対応しています。
今日のカメラとしては標準的な構成です。
一方、セルフィーは、700万画素でf/2.2の絞り、固定フォーカスとなっています。
全体的には、iPhone SE(2020)は露出とコントラストにおいて、とてもいい仕事をしています。
この評価には、Appleの自動HDRが大きく貢献しています。
自動HDR機能により、屋内、屋外共に良いものに仕上げています。暗闇と影の露出も同様に制御しています。
DxO Markはよく表現されたカラーバランスとイカした彩度についても挙げています。
オートフォーカスは強く、早く、一貫しており、ローライトでの撮影はより明るく撮影できるようになっています。
DxO Markの評価では、ノイズとテクスチャが弱いということです。
1200万画素のカメラは、最近ではより高画素のセンサー(格安スマホでもみられる)がライバルになっており、ピクセルビンニングがノイズを低減し、ローライト環境でのパフォーマンスを向上させています。
ノイズと細部の欠損は屋内とハイコントラストでの撮影でより明らかになります。
メインカメラ、セルフィーカメラのポートレートモードはまずまずの出来です。
一方、ローライトの写真は、iPhone SE(2020)の得意分野ではなさそうです。
専用のナイトモードなどは、iPhone SE(2020)には存在しません。
Source: GSMArena - DxOMark gives iPhone SE (2020) 101 overall, 84 for selfies
DxOMarkでのレビュー記事は下のリンクからご覧ください!
Source: DxO Mark - iPhone SE(2020) camera review
Source: DxO Mark - iPhone SE(2020) Selfie review
今回もご覧いただきましてありがとうございました。
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